New York City

diary,

https://www.daito.ws/weblog/2008/10/tokyo_7.html

ここで、少しデュシェンヌの実験の事を書いたのですが
「人間の表情のメカニズム」
は写真を医学書に用いた最初のものらしい。

横浜美術館のサイトにて発見。

ギヨーム=バンジャマン=アマン・デュシェンヌ・ド・ブローニュ
Guillaume-Benjamin-Amand DUCHENNE DE BOULOGNE
(1806-1875) 「人間の表情のメカニズム」
『イコノ・フォトグラフィク』より
“Mecanisme de la physionomie humain”, from Icono-Photographique

この人がいなかったらこういう事はやらなかったでしょう。
僕の事を「天才だ!」とか「素晴らしい勇気だ!」とか「ド変態だ!」
おっしゃってくれる方がいますが、それはこのデュシェンヌ氏に
贈って下さい。最初の2つだけで良いですが。

さらにその前に遡れば、ガルバーニ氏でしょうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ルイージ・ガルヴァーニ
http://ieee-virtual-museum.org/exhibit/exhibit.php?id=159249&lid=1&seq=21
ただ、ここまで行くともはや影響とかそういう問題では無いですな。

アート系ではStelarc氏です。
http://en.wikipedia.org/wiki/Stelarc
http://www.stelarc.va.com.au/

もしも知らない方がいたら、ググって下さい。
僕は影響を受けたとかではなく、初めて知った時は
大分ショックでした。シンガポールで少しお話したダンサーの方は
「僕の右手はStelarcの右手に動かされた事があるんだぜ!」
と言ってましたが、そういう事をやっている第一人者です。

IAMASの三輪眞弘先生の”流星礼拝”もショックでした。
この辺はIAMASに行くきっかけになっております。
日本のバイオアート第一人者、長嶋さんが書いているこの
ペーパーが参考になります。
http://nagasm.suac.net/ASL/SIGMUS0205/SIGMUS0205.pdf

ってな具合で、いろいろな先人達の作品を観てやっている訳なので
「無茶苦茶新しい事をやった人!」って言われると恐縮であります。

昔は「誰かがやった事はダメ」という様な
暗黙のルールが自分の中であった気がしますが、
自分の作品になるかならないかっていうのは
そういう問題でもないと思っているので
やってみたい事はやるしかないですな。
思考のプロセスやメッセージまで一緒だったらそれは問題ですが。
まぁどう頑張っても、まったく一緒のものには絶対にならないですし。
サーベイは必要ですが、直感重視で。

今日は大統領選挙。

日本からの電話が多くて眠れん。