根子フェス

art works, diary, DJ

ということで音速/音の遅延と反響特性を使ってライブしました。
ウカワさんにお願いしてトンネルのど真ん中でライブをさせてもらって、
300m 150m 10m ブース 10m 150m 300m
という様な感じでスピーカーを6カ所(数は10個)に設置。

ブースにいると全ての場所から発音される音が同じタイミングで
聴こえる様に調整。1番遠いスピーカーからブースまで音が到着するのに1秒弱かかるので
ブースで鳴る音を遅延させて鳴らすと同じタイミングで音が鳴っている様に聴こえる、
ということを利用してサラウンドライブをやりました。
ノイズ + 4つ打ち。
太郎が巨人の卓球と名付けたのは600mをフルに使って打撃音を
バッコンバッコン鳴らしていたパート。
反響もものすごくてローを削り気味で出しても
スーパーローが反響で補われるので超特殊な音響空間でした。
気持ち良くて爆音出しそうになったけど近くのスピーカーで
PAをやってくれた上條君がうまいことコントロールしてくれてました。
鬼の設営をやってくれた無量もお疲れさまでした。

音のライブはやっぱり面白い。
リハも無しでぶっつけ本番でやっても
パラメーターとフェーダーをいじるだけで幾らでもライブ出来てしまうし
特に展開を付けているわけではないけれど
感想を聞くと4,5個くらいシーンがある様に思って頂けた模様。
その辺は全部インプロ。映像もやろうと思って準備していたけれど
音をやりながら映像のソフトも動かすのは無理だなと思い
10秒くらい出してすぐにやめました。すみません。

ただし、これが普通のライブハウスの様な環境での
ライブでもアイディアが出てくるかというと難しいところ。
特殊な環境 -> 作曲のルールが生まれるというところがポイント。
というか、そういったルールが無いとライブも曲作りも出来ないから
仕事には全然出来なかったのだろうな。。
ゾンビ音楽をやっていた太郎は相変わらずインテリでユーモアのある
音楽を自分の世界でやっていて嬉しかった。
旅人さんのライブ、初めて拝見したのだけど心に染みた。
どこに行くのか分からなくなる感じとか、振れ幅があって
ストーリーがあった。また聞きたい。

ウカワさんとは人工知能 vs コックリさん vs 人間の対決をする約束をしたので
ここにメモ。
というか、ウカワさんの打ち上げトークが面白過ぎた。
あれを配信しないのは勿体ない(笑)