Vienna

diary,

文化庁メディア芸術祭 in Viennaで来てます。
http://plaza.bunka.go.jp/vienna/

コマンド(命令)> 音に変換 > マイクで受けて光のパターンを生成
というやつをやってます。
その名もCommand Line Wave。そのままです;)
石橋さんと一緒にやっているものです。

繰り返しと条件分岐を使って光のパターンを
プログラミング出来るようにしたかったのですが次回にお預け。
会場の反響や雑音が分からなかったので、若干弱気設定です。

僕らはシンポジウム、ライブ、展示と全て参加する事になっているのですが
せっかくの機会なので新しい事をやりたいと思い
ネタとして暖めていた、逆アセンブルサウンドネタを
選んでみたのですがそれが炎上の始まりでした。

先日、某バイトスタッフがこんな事を言っていたらしい。

「真鍋さんが無茶苦茶言っていて、それを石橋さんがまとめるのかと思ったら
そうではなく石橋さんは火を注いでいるんですね」

多分そうだと思います。。:+)
炎上してます。

pa++ernのコードから刺繍データを生成して、それをサウンドファイルに変換。
そのサウンドファイルをいじくった後、サウンドから刺繍パターンを生成という様な事が
出来たら面白いかなぁと思ってものすごい勢いで二人でゴリゴリ作業をしていたら出来た 。
時間をかければもちろん出来る訳ですが数時間で出来た。すごい。
ということは、サウンドをエディットすることで刺繍パターンが作れる!
のですが、それをどう見せたら面白いかという課題が残ったまま。。うーむ。

the way sensing go はRube Goldberg machineという表現手法を参考にしているのですが
感じとしてはそれのプログラミング版でしょうか。
簡単に出来る事をわざわざ面倒くさい、無駄に難しい方法を選んで実現するという手法なのですが
刺繍データからサウンドにして、それを刺繍パターンに戻す辺りが感動的に無駄。
しかし、そこの面白さはギークしか分からない可能性100%。うーむ。

とはいえ、なんでこんな事をやろうかと思ったかというともちろん理由があっt
サウンド(曲)は生成プロセスを複雑にしたとしても、
ノイズやらランダムで作ったものと聞き分けるのが難しい。。
そして恣意的なエディットやエフェクトが加わる事も多くて
説得力にかけるところもあるので音が持つ情報を元に戻してみても良いかなと
思ったのがはじまり。

後、最近はsonification/auditory displayの仕事が多いのdが
未だにうまいやり方が見つからなくて毎回手探り状態なので
何かきっかけが見つかると良いなと。

visualizeはお手本通りにデータを平面や空間の
座標の値に代入するだけでもすぐに魅力的な絵になるのですが(本当に格好するのは大変)
音は周波数/音程や音量に代入するだけでは全然面白くならない。
ピヒョークボヒョーとか言わせるだけでは表現としてはものたりない。
ので、恣意的に手を加えて行くと元の情報とは関係ないものが追加されて行く。
この辺は現状トレードオフになって部分もあるので、クライアントの要求や
プロジェクトのコンセプトに合わせてデザインしておりますがしっくり来ていないところがあります。。。
うーむ。

その辺のチャレンジはこのプロジェクトも参考にしております。
http://nagano.monalisa-au.org/?p=354

その他、Jo Kazuhiro先生にアドバイスを頂き
http://www.icad.org/websiteV2.0/References/nsf.html
等、sonificationの論文は色々目を通しましたがあまりピンと来ず。。
誰かこの辺詳しい方がいたら教えてください m(_ _) m

作品だとSemiconductor – Brilliant Noiseは格好よろしい。
ライブは轟音。
https://www.youtube.com/watch?v=Ax2oe9UaFIE

後はNorman McLarenのSynchromyですかね。
フィルムの音声トラックに図形を描いて音楽を作ったというもの。
これはアナログなので問答無用にシンクしています。
デジタルはやりたい放題のはずなのにこの表現を上回るものはあまり無い。。。
https://www.youtube.com/watch?v=jiJR1ET715M

うーむ。寝起き。。本日本番。a-