elevenplay_dot

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9月頃から少しずつ準備していた公演の本番が終わりました。
僕、比嘉君、石橋さんはテックチームとして参加して
開発・制作には4nchor5 La6柳澤君、無量、モッチなどが加わり
終わってみるとなかなかの分量でした。
ダンス公演でいつも一緒にやっているキンセイさんこと
dumbtype藤本さんにも参加してもらって
なかなか見応えのある作品になったかと思います。

皆様本当にお疲れさまでした!

・CUBE、interaction
光るキューブは石橋さん作です。
石橋さんの仕事はクオリティが高くあまり大変な様子を見せない & 現場やリハでも関係者じゃない面をしているので、
ダンサーの方々はもしかしたら既製品のプロダクトを購入したと思ったかもしれないですが、
完璧にオリジナルです。キューブの角はデバイスチームが夜なべして削っていました。
フリを観て、光ったら面白くなるかなと思ってMIKIKOさん、TOMOさんに提案したのですが
持ち上げると光るとか、踏んだら光る等のインタラクションの他、
キューブの光で光っているダンサーも美しく、うまくいったと思います。
曲はPursuit Groovesの”Whisper”です。

光のパターンはやくしまるえつこ氏のノルニルの時の様に
耳コピ->MIDI制作->光に変換、とやっていたのですが
どうも芸がないなと思って違うやり方にしています。
2006年くらいに観たWilliam Forsytheの作品で喉にマイクを付けて踊りに合わせて
ダンサーが声を出して音楽を生成するというものがあったのですが、
そこで鳴っている音楽が作曲家が作る音楽やセンサーで生成する音よりも
間の取り方やアクセント、ベロシティに付け方が面白かったので
そのアプローチに近い光の作り方になれば良いなと思って
全員分の光のパターンをコントローラーでMIKIKOさんに作ってもらいました。
観たときのブログ

こういうやり方を次はもう少し突き詰めてみると面白くなる気がします。
特にMIKIKOさんみたいに明確なイメージがある演出家には
専用のソフト、デバイスを作ってそれで照明を作ってもらっても良いのかも。

iPad
これは元々、スケジュール的にも厳しかったシーンですが
何か新しいチャレンジをしたかったのでMIKIKOさんに提案してやらせてもらいました。
音楽はametsub君にお願いしています。
僕は彼のアルバムが出たときからヨーロッパでDJする際なんかに無茶苦茶プレイしていたし、
インタビューでも常にプッシュして来たのでご一緒出来て本当に良かったです。
彼のサイトはこちらです。
http://www.drizzlecat.org/

ここぞ!と言う時にはお願いしたいなぁ、と3,4年くらい思っていて
ついに実現したので感無量です。

実はお願いした時に、「2パターン作ります!」と言われて
「一曲入魂でお願いします!」と言ったのですが
「二曲入魂で行きます!」とレスが返って来て
しかも二曲とも格好良くて衝撃でした。

その他、200fpsで動きの解析&映像生成をしたり、kinect使ったり
色々とやりましたが全部書くと長くなるのでこの辺で。。。
来年また公演のチャンスを得てゴリっとアップデートしたいです。

-elevenplay “dot”

direction and choreograph by MIKIKO + TOMO
software programing: Daito Manabe and Satoru Higa
device design and programming; Motoi Ishibashi
device design support: Tomoaki Yanagisawa and Mocchi
lighting design:Takayuki Fujimoto(dumbtype)
music: Ametsub (iPad scene)
visual design:Kazuaki Seki
sound manipilation: KSK
video shooting:Muryo Homma
video projection support: aircord
led equipment support: Color Kinetics Japan

写真はShizuoです!