2005/09/17 (土)

old diary


子供たち


トルニャンのとなりの小さな小さな村


トルニャン


カヌーから2


目指すはトルニャン。


カヌーから


家3


親切にしてくれた若者。
ありがとう。


家2


知り合った親子の家。
ジュースをごちそうに。


カヌーに乗って魚を釣っている人々


湖畔で仲良くなった親子。
カヌーに乗せてくれた。

ビデオを渡すと撮影してくれた。


ノラ鶏


右へ。
目指すはトルニャン。


クブペネロカンのT字路からひたすら湖畔へ下る。
たちの悪いモノ売り多し。
ちょっとでも、バイクを停車していると
すぐに接近してくる。


クブペネロカンのT字路。
絶景なり


目指すはキーンタマーニ。


これは戦わせるための鶏らしい。


時々発見する金魚売り。


ひたすら北上


バイクレンタル。
原付っぽいが、スピードメーターからすると50ではない模様。


朝食。

あっという間に最後の日となってしまった。生活のリズムが大分整い朝7時には目覚める日が続く。昼過ぎまで読書、作業をした後、バイクを借りて北に向かう事に。目指すはタンパシリンの北の外れにあるグヌンカウイ。ウブドからテガラランを超えて、ちょっと北にいった所にある岩山に掘られた11世紀の遺跡。ワルマデワ王朝弟6代王家の陵墓として作られたというのが定説。ヒンドゥーに支配される以前のバリ最大の遺跡である。テガラランでは通りの両サイドはほぼ全てが民芸雑貨屋。その通りを超えると、工芸品を制作している工房がチラホラと見えてくる。 5、6歳の小さな子供も働いている。さすがに工房がある通りまで来ると商売っ気はあまり無く小さな雑貨屋でジュースを飲んだりしても、特に物を売りつけられたりはしない。しばらく北上する。しかし、どうやらグヌンカウイは通り過ぎてキンタマーニ地方に突入しているらしい、。ものすごい勢いで山を上って来たせいか肺が少々痛い。クブペネロカンのT字路ではまた売り子が増えて来て絵はがきやら何やらを売りつけてくる。ここではキンタマーニ地方を動き回るためにRP4000の通行料を支払わなくてはならない。バトゥール方面では無く、クディサン方面に向かう。目指すはバトゥール湖のトルニャンという船でしか行けない小さな村。バイクで連続したヘアピンカーブを抜けてクディサンに到着。ここから船でトルニャンに行くとガイドブックにはあるが、物売りが多くてまったく身動きが取れないので、鋪装されていない道を無理矢理バイクで突き進む事に。湖の周りは整備されていない道がほとんどで、湖畔の小さな村々はカヌーで行き来している模様。これ以上進めないかもしれぬ、という所でバイクを置いて湖に向かう。本当に誰もいない。しかし、500m程先には民家らしきものが見える。しばらくすると、カヌーでおじいさんがやってきて笑顔で挨拶をしてくれるがそのまま過ぎ去って行ってしまった、。 その後若者と子供2人がカヌーでやって来て、彼らの村に行く。ガイドブックにも載っていない小さな村で観光客は1年に何人かしか来ないとの事。 バイクで来るやつはかなり珍しいらしくジュースやら何やらをごちそうになる。この村はアバンとトルニャンの間にある小さな村で(ちょっと名前が長くて忘れてしまった)、主にタマネギの栽培と漁業が収入源とのこと。ここからトルニャンへはカヌーで行けるという事だったので、一息付いた後に舵を取ってくれるヌワン君と2人で向かう事に。確かにトルニャンは途中はまったく道が無く船でしか行けない状態になっている。ツアーをしているモーターボートもあるらしい。風葬をしている村がさらに奥にあるらしく、それを見た方が良いと言うのでそちらに向かう。ガイドブックではトルニャンで風葬をしていると書いてあったがその横の村が本格的に行なっている場所の様だ。その風葬しているお墓の前に着くなり法外な入場料を請求されて、かなり興ざめしてしまい、即行で船に乗って帰ろうとするとまぁ待ってくれや、みたいな感じでいきないゼロが一つ少なくなったのでとりあえず入る事に。しかし、後で聞いた所によると一円も払う必要が無かったそうだ。おいおい先に言ってよ。それだけお墓に来る観光客も多いという事でしょう。しょうがない事である。お墓に観光しに行く事自体もどうかと思ったのだが、それを商売にしている方もやはりどうかと思うので、ここにこんなに苦労して来る必要は無かったかもしれないなぁと思ってしまう。しかし、髑髏が陳列されている光景は何ともすごい。そして、ゴミの中に人骨が普通に紛れ込んでいる絵はもっとすごい。「ヌワン君は死んだらここに来るのか。観光地になってしまった事についてどう思う」と聞いたのだがO.K.と一言返事が来るだけだった。そもそも、この村の人間は老人に対する扱いがかなりひどくて自分たちはマネーマネーと言ってくるくせにそういう事を言う老人に対しては「この人たちはクレイジーだから相手にしてはいけない」等ととんでもない事を口走る。よそ者にはそこでどういう事が起きているのかまったく分からないが何とも悲しい気持ちになる。凹みつつ、舵取りをしてくれているお兄ちゃんとトボトボカヌーで戻っていると、気を使ってくれたのか「今夜は村に泊まってくれ。本当に良い所なんだ」と言ってくれる。が、飛行機に乗って日本に戻らなくてはならないため村を後にしてウブドへ。さようならヌワン君。しかし山の上から見下ろす湖はきれいだ。今度は早朝に来て日の出を見る事にしよう。帰りがけにグヌンカゥイに寄るが、時間があまり無かったためじっくり見る事が出来ず。これもまた次の機会にゆっくり、、大雑把な地図しか持っていないため荷物が置いてある家に着くはずも無くとにかく人に聞きながらウブドの街中を徘徊。さすがに飛行機を逃す訳には行かず結構焦ったが、何とか無事帰還。一時間程時間が出来たので近くのスパでRP100000マッサージ。頭をマッサージしてくれたのだが、これが本当にやり過ぎで悲鳴を上げる。頭蓋骨を割ろうかという勢い。しかし、終わってみると結構スッキリ。良薬なんとやらである。空港に向かうタクシーはRP100000だと言ったのに乗って走り出す瞬間にRP120000とか言い出してまったく聞く様子が無いので荷物を取り出して他のタクシーを探そうとすると泊まっていた家のオーナーは「そう熱くなるなよ」みたいな感じで爆笑。あー勘弁してくれー。タクシーの運ちゃんも笑いながらRP100000で良いよと言い出してもう何だか値段の交渉ばっかりしていてイマイチリラックス出来ない旅でした。海辺のカフカは帰りの飛行機で完読。作りかけのトラックは未完のまま。。