2004/02/20 (金) あつし

old diary

マルセイユに引っ越したあつしへ

フランスからこのページにアクセスがあったので、
おそらくあつしかなと思いここにメッセージを書き込みます。
あつしのメールアドレスが分からないので一発メールください。
daito02@iamas.ac.jp
相変わらずスーパーフリーな感じでうらやましいぞ。
近々遊びに行くので泊めてください。
日本も俺も相変わらずです。

で、
うーむ。

今日は久しぶりに朝からじっくり制作出来たので、
いろいろ試してみた。
とりあえず、何をやっても楽しい。
マトリクス上に配置された16個の振動子を自由に
Maxでいじくれるのだから。しかも背中で振動を感じながら。

とりあえず片っ端からアイディアを実際に具現化してみる。
直感的に面白いのは、背中で振動させているものと
ヘッドホンで鳴らしている音を干渉させるパターン。
例えば、すごく単純に振動子50HZ、ヘッドホン51HZ
の sinwave 〜を鳴らすだけでも左右のヘッドホンで
干渉が起きているのとは大分違った感覚になる。
次にやってみたのは、振動から徐々に音に変えて行く
パターン。これも境目が分からなくなって面白い。
でも、二つとも面白いだけで音楽が持つような
メロディーやハーモニーと言ったような存在感の
あるものにはならない。そもそもシステムもへったくれも
無いなか手探りでやっているので。

今まで音楽を作る時はやっぱり経験からいろいろなものを
作る事が出来るのだけれども、
振動楽曲となるともはや照らし合わせるものもなく
はたして作品なのか実験なのかという感じ。
インタラクティブな方向に行くとしても、上下左右というものを
どのように扱うか。映像>マトリクス振動だったら、
触覚ディスプレイのようなアプローチがあるのだろうけど。
映像と音だったら下の方が低い周波数、上の方が高い周波数
と言った様に割と扱う事も出来るだろうし。
今まで恣意的に作っていたと思っていたものが、
どれだけ経験測で作っていたかを思い知らされる。

振動のパターンに勝手に名前をつけてみて、
ルールを作ってみたりする。
たぶんちょっと間違っているんだろうなーとか
思いながらいろいろ実験。
気づくと爆音で低いsinwave〜聴いて、背中で振動を受けながら
寝ていた。
起きると耳と背中の感覚がおかしい。

とにかく時間が無いので、今まで作って来たものをつなぎ合わせて形にしてしまうような気もしれくる。
本当はここに一番時間をかけるべきだったのだが、
頭を使うより手(体)を動かす事に専念しすぎた感あり。
センサーを使うならば、やはりインタラクティブに行きたい。
圧感覚>>振動感覚>>聴感覚

アスナロ君のシステムがなかなかうまく安定しない。
思い切って作り直してみるが、さすがにさらりとは
完成せず。

椅子のジョイントの件は相変わらず宙ぶらりん。

手がかりを探すためにジョナサンでひたすら振動関係の
本を読みまくる。

有名なモリヌークの問題(触覚を用いて立体と球とを
弁別できるうまれながらの盲人が、目が見える様になったとき、
視覚を用いてもその対象をすぐに弁別出来るだろうか、という
問題)、振動インパルス、、。
この本に3ヶ月前に読んでいたら、、と思うような内容も
ちらほら。

本日は久々に楽しい時間を過ごし大満足@

夜はバルサの傾きを直しに、松下時代の同期が
手伝いをしに来てくれた。ありがとうござます。