2004/01/22 (木) 乗りかかった船

old diary

今朝もまともに眠る事無く東京へ向かう。「ウトウトしていたらインタビューして」と頼んだので、目が半開きになると友人が質問をしてくる。「卒業したらどうするの」「あなたは何がしたいの」なかなかきつい質問攻めだ。普段用意している答えを言う余裕も無く、真剣に考えて答えてしまった。インタビュー形式は眠気を覚ますには最適だが、密室に2人、長時間運転には不適だった。甲府のサービスエリアで一休みして、ハンズに寄った後バリ事務所に。彼らが図面を書いている間、ちょこっと時間が空いたのでメルマガの原稿を書く。眠いせいか、ただMsp〜のオブジェクトの説明を書くだけで良いのに「映像をスクラッチするとは一体どういう事なのか」みたいなことをツラツラ偉そうに書いていた。自宅に帰って、恥ずかしくなり削除。視覚的に訴える事は他の人にまかせよう。その後六郷へ。本日は予算と見積もりのギャップの激しさに申し訳なさを覚えつつ、さらけ出した。理想の形から、削れる部分を見つける。様々なアイディアを駆使して、何とかスケジュール、予算内で行けそうだ。心から感謝。前に書いていた事に加えて、重量の問題も出て来た。全て鉄で制作すれば振動も吸収し、加工も可能で、言う事無しだが、重すぎで車に載せる事は出来ないだろう。出来たはいいが運べない。あり得ない事は無いのが恐ろしい所。振動子を囲う素材はやはり一番最初に実験していたように合成樹脂系が効率が良いようだ。バルサは共振するため、振動を大きくするが、ノイズが発生するのが問題だ。しかし、予算の関係でこれは難しい。ゴムだと、ルックスもかなり調子良いのだが。アルミも質感最高だし。しかし振り返ると、トライアンドエラーの連続でそれもデザインというものが付きまとうから発生するものばかりで、椅子のように実際に空間に存在するものを制作するという事がいかに難しいか日々痛感。絡み合う要素が多すぎでソフトのようにはうまくいかない。実験してみたらデータと違うという事なんぞしょっちゅうだし。バリのお二方には心から感謝。間違いなく一人で作っていたら今のようなデザインには発展しなかったでしょう。後はセンサー部分だ。こちらの事も常に検討しつつ、拡張性を持たせて設計をしているがいかんせんノウハウが少なすぎて、柔軟度を持たせる事が出来ない。やる事たくさんだ。編集していない音源もたまってきた。